試作版 ・ 現場テスト用

紙の台本と香盤表を、
そのまま iPad に。

脚本・絵コンテ・香盤をひとつにまとめるアプリの試作です。見た目は紙の台本のまま、タップすると対応するコマが分かる、香盤とすぐ行き来できる、といった機能を足しています。実際に触って、現場で使えそうかどうかを教えてください。

開いたあとは、画面右下の「? 使い方ガイド」で
いつでもこのページに戻れます。

まず知っておくこと

脚本ページを読む

実際の画面です。右上のコマ 1 をタップした状態。
  • 1絵コンテのコマ(1 ページに 8 コマ)。右の列の上→下、次に左隣の列の上→下…と、縦書きの行と同じ向きに進みます。
  • 2役名。その下がその人のセリフです。
  • 3セリフとト書き。コマをタップすると、対応する文がピンクの枠で光ります(文をタップすれば、逆にコマが光ります)。
  • 4MEMO 欄。コマを選んでいる間だけ出てきます。ここに書いたものは、そのコマ専用のメモになります。
  • 3その日の撮り順
  • 撮影完了(コマいっぱいの大きな ○)
  • 取りこぼし
  • 無くしたカット

撮り順と進行状況の印は、撮影当日の香盤に載っているコマにだけ出ます。コマの右下の「C-4」などはカットナンバーです。

タップセリフ・ト書き
対応するコマがピンクの枠で光ります。コマのほうをタップすると、逆にそのコマのセリフが光ります。もう一度タップで解除。
ダブルタップコマ
そのカットが載っている香盤に移動します。香盤側でコマの画像をダブルタップすると、脚本に戻ってこられます。
スワイプまたは左右の矢印
ページをめくります。縦書きなので「次のページ」は左側です。
絵コンテモード/プレビズモード
コマの画像を、手描きの絵コンテとプレビズ(3D の仮映像)で切り替えます。

付箋で書き込む

脚本への書き込みは「付箋」で行います。紙の台本に付箋を貼って、そこに Apple Pencil で書く感覚です。付箋のボタンが出る場所は、役割で変わります。

タップ付箋
押したら、紙面の好きな場所にそのまま Apple Pencil で書きます。書いた場所に点線の枠(付箋)ができます。書き終えたら、ほかの場所をタップ。付箋が閉じて、付箋ボタンも自動でオフに戻ります。続けて近くに書けば同じ付箋に入り、枠が自動で広がります。離れた場所に書くと、そこに新しい付箋ができます。
枠の上のメニュー
≡ をつかんで移動、ペン、消しゴム、色、共有の切り替え、× で削除。右下の丸いつまみで大きさを変えられます。Pencil が無い端末では、指でも書けます。Pencil を使っている端末では、指は移動やタップ専用です(手のひらでは書かれません)。
貼り付く相手
付箋は、いちばん大きく重なっているコマやテキストに貼り付きます(決まった瞬間、相手が水色に光ります)。コマやテキストを並べ替えると、付箋も一緒についていきます。違う相手に付いたときは、≡ で動かせば、動かした先で貼り直されます。
共有/自分用
編集モードで貼った付箋は、はじめは共有(赤紫の枠)です。演出部・制作部は、メニューの「共有」を押すと自分用(青い枠)に切り替わり、もう一度押すと戻ります。監督の付箋は共有だけです。共有の付箋は脚本の一部として扱われ、公開が承認されると全スタッフに見えます。自分用の付箋は、ほかの人には見えません。スタッフの付箋は自分用だけで、切り替えはありません。
書いた付箋を直す
「付箋」を押している間は、前に貼った付箋(自分が直せるもの)も点線で見えます。タップするとそちらが開いて、書き足しや移動ができます。何も書かずに閉じた付箋は、自動で片付きます。
コマごとのメモ
コマを選ぶと、ページの下に水色の MEMO 欄が出ます。そこに直接書いたものは、そのコマのメモとして残ります。NG 数の記録や朱書きに。メモのあるコマには小さく「メモ」の印が付きます。
戻る・進む
付箋の書き込み、移動、削除を 1 つずつ取り消せます。編集モードでは、テキストやコマの変更も同じボタンで戻せます。付箋のボタンと同じ場所に出ます(権限のある役割は編集モード、スタッフはビューモード)。

香盤ページを見る

いつもの撮影予定表と同じ見た目です。シーンの行をタップすると、その場面で撮るカットが撮り順に並んで出てきます。

9/15 の香盤(当日モード)で、S1 のショットリストを開いた状態。
事前配布版
前日までに配られる香盤です。撮影当日になると内容が固定され、書き換えられなくなります。
当日モード
撮影当日(開始の 1 時間前から)に使える、進行中の香盤です。撮り終えたカットに印が付いていきます。試作では、設定の「今日の日付」に選んだ日が当日になります。
PDF で保存
印刷や PDF 保存の画面を開きます。この共有ページの中では開かないことがあります。

編集する 監督・演出部/制作部の方へ

右上の「編集する」を押すと編集モードになります。終わったら「ビューに戻る」。ボタンが見当たらないときは、設定で役割を「監督・演出部」にしてください。

脚本の編集監督・演出部

タップテキスト
青い枠で囲まれ、タップしたところにカーソルが入ります。そのまま文字を打ち直せます。保存ボタンはありません。ほかの場所をタップすれば、そのまま反映されます。改行キーは、そのテキストの中での改行です。
下の「+」
右の「+」は前に、左の「+」は後ろに、空のテキストを追加します。追加すると「何を書く?」が出るので、セリフ/ト書き/朱書き/シーン/空白から選びます。
下の「空白」
選んでいるテキストの後ろに、白い空白を 1 つ足します。押すたびに 1 つずつ増えます。コマが増えて、文字と絵の位置がずれてきたときの調整に使います。何も書かずに離れたト書きも、同じ空白になります。
セリフと役名
セリフを選ぶと「誰?」の一覧が開きます。役名を選ぶと「」が自動で付きます。会話の流れから、次に話しそうな人(2 つ前の話し手)がいちばん上に出ます。役名の追加と削除は、設定の「キャラクター」から。あとから種類や役名を変えるときは、枠の上の切り替え(▾)を押します。
ト書き・朱書き・シーン
ト書きは薄い灰色のブロック、朱書きは赤い文字、シーンは黒地に白の太字になります。シーンのテキストは、目次に自動で載ります。ページ右上のシーン名もここから決まります。
ドラッグ並べ替え
テキストをドラッグして、入れたい場所で離すと並べ替えられます。別のページへ運ぶときは、ドラッグしたまま左右の「次へ/前へ」の上で少し止まると、ページがめくれます。枠の上の「× 削除」で、そのテキストを消せます。
キーボードが出ている間
上下のバーが隠れて、コマ 8 つと本文が一緒に見える大きさになります(iPad を横にすると、左にコマ、右に本文)。キーボードのすぐ上に「+ 後ろに追加/+ 前に追加/空白を足す/完了」が出ます。キーボードは「完了」を押すまで閉じません。開いたまま、テキストのドラッグでの並べ替えや、ほかのテキストへの移動ができます。前後のページは左右にのぞいていて、紙面(コマのあたり)を横にスクロールすると読めます。ここの「+」はキーボードを閉じずに空のテキストを足し、カーソルもそこへ移ります。バーが「何を書く?」に変わるので、役名(=セリフ)・ト書き・朱書き・シーンを選びます。選ばずに打ち始めればト書きです。
まとめて貼り付け
3 行以上の文章を貼り付けると、1 行ずつのテキストに分かれて入ります。○ で始まる行はシーン、「 を含む行はセリフ(その前が役名)、ほかはト書きになります。
ページからはみ出したら
はみ出した分は、自動で次のページへ送られます。打っている最中のテキストが送られたときは、画面もそのページへ移ります。次のページがシーン見出しで始まる(別のシーン)ときは、間に新しいページが自動で作られます。
ページの追加・削除
ページの下の「+ この後ろにページを追加」「このページを削除」。
ドラッグコマへ紐付け
テキストをコマの上までドラッグして離すと、そのコマに紐付きます。
タップコマ
絵コンテモードでは、そのままペイント画面が開きます(白いコマなら新規、絵のあるコマなら描き足し)。プレビズモードでは、「フォルダから画像を追加」「カメラで撮影する」を選びます。
ペイント画面
描き終えたら左上の「保存して閉じる」。二本指でトンとタップすると、ひとつ前に戻ります。二本指でつまむと拡大・縮小、回すと回転、ずらすと移動できます(「表示を戻す」で元の向きに)。絵を消したいときは「コマを空にする」。ペイント画面は開いたまま、白紙のキャンバスに戻ります(取り消しで元に戻せます)。白紙のまま「保存して閉じる」と、空のコマになります。横向きでは台本の右側に開きます。「全画面で描く」で広げられます。
長押しドラッグコマ
コマを動かします。離した位置に差し込まれ、あいだのコマは順にずれます(ページをまたいでも同じ)。紐付けたセリフやメモは、コマと一緒に移動します。別のページへは、ドラッグしたまま「次へ/前へ」の上で少し止まるとめくれます。
タップコマの右下「⋯」
「このコマの前に空白コマを入れる」で、そのコマから後ろが全ページに渡って 1 つずつ後ろへずれます。空白コマなら「詰める」で、後ろが 1 つずつ前へ戻ります。
紐付けの数と解除
1 つのコマに複数のセリフ、1 つのセリフに複数のコマを紐付けられます。外すときは、セリフを選んで、光っているコマの「紐付けを外す」。

香盤の編集制作部・演出部

タップ点線の付いた文字
場所、シーン番号、場面、備考、集合、天候、休憩の文言などを書き換えられます。
タップ行の左の ⋮
行を上下に動かす、下に行を追加する(シーン/メモ/休憩・移動/場所の帯)、行を削除する。シーンの行を消すと、入っていたショットは「未割り当て」に戻ります。
ドラッグ未割り当てのショット
右側(縦向きでは下)の一覧から、撮るシーンの行へ入れます。「+」を押すと脚本が開き、その日に撮るコマを選べます。緑の枠は、まだどの日にも入っていないコマです。一覧は「閉じる」でたためます。
ドラッグリストから外す
一覧の下のゴミ箱までショットをドラッグして離すと、その日のリストから外れます。脚本のコマそのものは消えません。香盤に入れたショットをゴミ箱へ運んでも外せます。
ドラッグ行の左の ⠿
撮る順番を入れ替えます。赤い撮り順の数字は「位置」に付いているので、入れ替えても 1, 2, 3… のままです。
ダブルタップ進行状況の丸
表示なし → 撮影完了(○)→ 取りこぼし(△)→ 無くしたカット(×)、の順に切り替わります。誤操作を防ぐためにダブルタップにしています。当日モードのときだけ使えます。
タップキャストの欄
そのカットに出る人に ● を付けます。上のシーン行の ○ も連動します。
タップ時間
その行の所要時間を変えます。それより下の時間は自動で計算し直されます。
下書きを保存/全体公開
事前配布版は、「全体公開」を押すまでスタッフの画面には反映されません。当日モードでの変更は、すぐ全員に反映される想定です。

脚本を公開する 監督 → 演出部・制作部 → 全スタッフ

脚本の変更は、書いたそばから全員に届くわけではありません。監督が「公開」を押し、演出部・制作部が承認してはじめて、全スタッフの画面に反映されます。

監督(または演出部)
編集に納得したら、ビューモード右上の「公開」を押します。公開中の版から何が変わったか(テキストの変更・追加・削除、絵コンテ、コマの並び、付箋など)が自動で一覧になるので、確かめて「確認に回す」を押します。その版が「確認待ち」になります。
演出部・制作部
脚本ページを開くと、確認待ちの版と、黄色い帯が出ます。「変更点を見る」で自動検出された一覧を確かめてから、「承認して全スタッフへ公開」か「差し戻す」を選びます。差し戻しの理由は、改行しながら長い文章で書けます。監督の画面には赤い帯で届き、長いときは「理由を全文読む」で開けます。
スタッフ
承認された最新の版だけが見えます。編集途中や確認待ちの内容は見えません。
版の履歴
右上の「v2 ▾」を押すと、これまでの版(日時・だれが・ひとこと)が並びます。タップすると、その版を見られます。試作では、設定の「あなたの役割」を切り替えて、それぞれの立場を 1 台で試せます。

まずはこの 8 つを試してみてください

触ったあとで、教えてほしいこと

この試作でまだできないこと

サンプル組「汐待ちの写真館(仮)」は、この試作のために用意した架空の作品です。人物・場所・連絡先はすべて実在しません。